A.なぜ、今、知的財産なのか
 画一的に大量生産された物つまりハードウエアは飽和状態になり、使い方や楽しみ方、人の感性に訴える部分が重要になってきた、物自体は魅力を失ってきている。
 画一的なものは、無機的なロボットでも作ることができる。人が介在するところが魅力の中心となる。同じ茶碗でも、量産された茶碗は人知を感じることのできない無機質な存在だが、芸術品や一品生産の茶碗は、人の暖かさを感じることができる。
 作り出すまでの人の知恵こそ知的財産・ソフトウエアの本質。人の知恵が物をバックアップしている。過去の物文化の時代でも新しいものを作り出すという人の創造活動は重要であったが、物からソフトへの時代を迎え、いっそう重要性が増すこととなった。
 個の時代を迎え、個人の権利主張の高まりがあり、知的財産を軽視することは許されず、対応に失敗すると致命的な損害を受けることもあり得る。
 ただし、知的財産重視の傾向は先進国の現象であり、発展途上国はこれからという段階にある。戦後すぐの我が国の状況を考えると納得が行く。

大発明:火薬

自力だけが頼りの時代の到来

B.これからの事業
 1 自力だけが頼りの時代の到来→米国ではあたりまえのこと
  ・規制緩和が進む
  ・・規制は諸刃の剣
    規制のおかげで競争相手が現われないので規制があれば自衛不要、
   しかし、経済活動は停滞する。
  ・・規制がなくなったらどうなるか考えてみる
  ・・時代に合わなかったり経済を鈍化させるような規制は不必要
  ・系列,一家(〇〇系・△△系・◎◎一家・××一家…)の崩壊
  ・・系列,一家の長による保護と支配からの脱皮
  ・・系列,一家に入っていれば自衛は手抜きでき、自衛力は弱かった
  ・系列,一家の功罪を見る
  ・・安定受注・安定価格・助け合い・品質安定・標準化の容易性
  ・・慢心弛緩・内向性・非能率の看過・もたれあいなれ合い
  ・系列,一家がなくなる。なくならないまでも絆は緩む
 2 攻撃・防御の武器
  ・資本力             →金の力
  ・組織力・技術力・創造力・知的財産→
人の力
              
人の力が一番生きるのが知的財産

特許制度の認識・原理

 1 特許,知的財産に対する正しい知識は管理者の必修科目
  ・特許,知的財産無しですごせた理由は過去の日本の産業構造にある
  ・これからは無しではいられない、正しい知識を持つべき
 2 特許制度の原理
  ・発明考案を公的に接収する制度
  ・有用な発明を公開して代償に権利を得られる制度
  ・研究開発に他人の特許を利用するのはむしろ奨励されている
  ・権利主張の手続(出願)が必須